「裁つこと」「縫うこと」
・菱目打ちによる穴あけ。
・二針で交互に縫い上げます。
■「手裁ち」
機械を使用せず、革包丁で裁断します。
革製品に用いられる革は、元々は命をもった動物です。
革を無駄なく使用する為に、型紙を作り、革に写し、そこではじめて裁断となります。
シボ(皺)や生きている時についた傷なども、個性となります。
極力デザインに取り入れるよう意識しています。
■「手縫い」
ヨーロッパの馬具職人から始まる、伝統的な手縫い技法にこだわっています。
革に糸を通す為、事前に菱目打ちという工具で縫い穴をあけます。
糸には毛羽立ちを抑えるための蝋を引き、糸の両端に二本の針を通し、一針づつ交差させて縫います。
時間も手間もかかりますが、丈夫に仕上がるのが特徴です。
ぬくもりのあるステッチ、仕上がりを感じていただき、末永くお使いいただけたら幸いです。